Auto China 2026 | KOTEI、AIでモビリティ体験の進化を加速
2026年4月24日、第19回北京モーターショー(Auto China 2026)が開幕した。
KOTEIは「AI × AUTOMOTIVE ― 体験を再定義する」をテーマに出展し、AI開発プラットフォーム、AIDVソリューション、グローバルパートナーとの取り組みを紹介。ソフトウェア開発のあり方からユーザー体験に至るまで、AIを軸とした一連の取り組みを披露した。

SDW 3.0:AIを前提とした開発へ
独自のAI開発基盤は今回、大きく刷新され、「SDW 3.0」として発表された。
人とAIの協働を前提に、開発プロセスそのものを見直し、AIエージェントが設計から開発、検証までを横断的に支援する。
これにより、開発効率の向上に加え、自動車分野に求められる専門性への対応も強化。車載ソフトウェア開発を、より実践的な“AIネイティブ”な形へと進めていく。
AIDV:AIによるモビリティ体験の拡張
AIDVエリアでは、コックピット体験から自動運転開発、テスト、システム統合まで、AIを活用した取り組みを横断的に紹介した。
AIコックピット
Unreal Engine 5をベースに構築したコックピットは、大規模言語モデルと組み合わせることで、より自然な対話と操作を可能にする。
ユーザーの利用傾向やシーンに応じて振る舞いを変え、移動中の体験をシームレスにつなぐ。
通勤やレジャーといった日常の利用シーンの中で、過度な操作を求めず、直感的に使えるインターフェースを目指している。
データドリブンADAS開発
ADAS開発向けには、データを起点とした開発基盤を紹介。
収集・管理・アノテーション・学習・シミュレーションまでを一体化し、実走行データを効率よく活用できる環境を整えている。
大量の走行データの中から有効なシーンを抽出し、モデル改善につなげることで、開発の効率化と精度向上の両立を図る。
AIテストソリューション
コックピット領域向けには、AIを活用したテスト環境を展開。
GUIテストと音声テストをそれぞれ担うエージェントを組み合わせることで、テスト工程の効率化と品質の安定化を支援する。
これまでの量産開発での知見をベースに、継続的な改善が可能なテスト基盤として提供している。
グローバルナビゲーション
海外展開を見据えたナビゲーションソリューションとして、GSNとNavi Agentを組み合わせた構成を紹介した。
GSNはクラウドベースで地図情報を更新し、各地域での利用に対応。
Navi Agentは自然な言葉での操作に対応し、文脈を踏まえた案内を行う。
これにより、地域ごとの差を抑えつつ、より一貫したユーザー体験を提供することを目指す。
クロスドメインインテグレーション
車載OS「A²OS」をベースに、中央コンピューティングから各ECUまでを横断したソフトウェア構成を提案。
複数ドメインにまたがる機能を一体的に扱うことで、開発や統合の負荷軽減につなげる。
量産開発での実績を踏まえ、異なるハードウェア環境への適応や、OTAによる更新にも対応している。
グローバルパートナーとの取り組み
会場では、以下の企業との協業事例も紹介された。
Epic Games
MediaTek
Qt Group
FORVIA HELLA
HERE Technologies
コックピット、ナビゲーション、自動運転領域において、各社との連携を通じた開発が進められている。
今後の展開
KOTEIは今後も「AI×車載ソフトウェア」を軸に、開発効率とユーザー体験の両面から取り組みを進めていく。パートナー企業との連携を通じて、モビリティの高度化に貢献していく考えだ。