KOTEI、Autolinkと戦略提携、統合型コックピット領域で共同開発を加速
2026年4月25日、北京モーターショー(Auto China 2026)の会期中、KOTEIはAutolinkと戦略提携契約を締結した。
両社は今後、インテリジェントコックピットおよびコックピットと運転機能の統合領域を中心に、開発・提供体制の強化を進める。共同開発に加え、ソリューション連携や海外市場での展開も視野に入れ、実用性の高い統合型コックピットの実装を目指す。
自動車メーカーに対しては、開発期間の短縮とコスト効率の両立を意識した提案を行い、量産導入までのリードタイム短縮を支援していく。

開発体制の共同化と市場展開
技術面では、コックピットおよびクロスドメイン領域を軸に連携を強化する。
Autolinkが持つハードウェアおよびシステム統合の知見と、KOTEIのソフトウェア開発およびOS領域の強みを組み合わせ、共同開発体制や検証環境の整備を進める。
あわせて、中央集約型アーキテクチャへの対応を見据えた開発にも取り組み、将来の車両設計に適した技術基盤の確立を図る。
市場面では、日本および欧州を中心に共同での案件開拓を進める。
現地での技術サポートと共同デリバリーを前提に、導入から実装までの一連のプロセスをスムーズに進める体制を整える。
特に日本市場では、両社の既存リソースを活用しながら、顧客対応力とローカルサポートの強化を図っていく。
両社の強みを活かした統合ソリューション
Autolinkは、車載E/Eアーキテクチャ、システム統合、量産開発において豊富な実績を持つ。
インテリジェントコックピットドメインコントローラーや統合型ドメインコントローラー、Autosee OSなどを展開し、2025年6月時点で100車種以上に採用されている。
また、Snapdragon 8155ベースのコックピット製品は累計出荷200万台を超えている。
一方、KOTEIは車載ソフトウェア領域での開発実績を背景に、AIベースの開発基盤「SDW(Software DreamWorks)」および車載OS「A²OS」を展開。
コックピット、ADAS、クロスドメイン統合、ナビゲーション、車両クラウド、車両統合・テストなど幅広い領域に対応している。
今回の提携により、両社はハードウェアからソフトウェア、OSからアプリケーションまでを一体で提供できる体制を構築する。
これにより、導入しやすい統合型コックピットソリューションの提供を目指し、開発負荷の軽減とリードタイムの短縮につなげていく。
コメント
Autolink 創業者・董事長の杨泓泽氏は次のように述べている。
「KOTEIのコックピットソフトウェアにおける開発力と、当社のシステム統合および量産対応力は高い補完関係にあります。両社の強みを組み合わせることで、より実用性の高いソリューションを提供できると考えています。」
KOTEI 創業者・董事長の朱敦尧氏は次のように述べている。
「Autolinkが持つ統合開発および量産分野での実績は、今回の提携において重要な要素です。当社のソフトウェア開発基盤と組み合わせることで、AIを活用した新しい開発のあり方を具体化していきます。」
今後について
両社は今回の提携を起点に、共同開発の具体化と市場展開を並行して進める。
コックピットおよび統合領域での連携を深めながら、グローバル市場に対応した製品・技術の確立を目指す。